夏休み。両親と叔父母がそろって長期旅行に行くことになった。 それ自体は別になんでもないことなんだが、その期間、従妹二人を預からなければならなくなったから大変だ。 生意気な従妹たち……それに腹が立つこともあるが、そこは大した問題じゃない。 一番の問題は、ロリコンの俺には目に毒なほど、二人の身体が性的魅力に溢れていること。 そんな二人と、ひとつ屋根の下で何週間も生活するなんて、頭がどうにかなってしまいそうだ。 なんとかオナニーで精神を保ちたいが、ずけずけと断りもなく俺の部屋に入り込んでくるようなヤツがいては、一人静かにオナニーすることもできない。 困った俺が用意したのは、巷で噂の催眠アプリ。 なにもエロい催眠をかけようってんじゃない。俺がオナニーできる程度に大人しくしていてもらうだけだ―― ――俺は、知らなかった。従妹の手に、俺のものとは別の催眠アプリがあることを、そしてその催眠アプリが俺に向けられることを……